自動車保険(任意保険)

2018年12月7日

任意保険(自動車保険)の種類

自動車保険には、自賠責保険(共済)と任意保険があります。

インターネットやCMでよく見る保険のほとんどは任意自動車保険であり、自賠責保険ではカバーしきれない範囲の補償を保険加入者に提供するサービスです。

任意保険の補償内容には、相手方への補償、自分への補償、ロードサービス、示談の代行などがあります。

自動車保険の補償範囲と提供サービス

このページでは、この中から

  1. 被害者(相手)への補償
  2. 自分への補償
  3. 示談の代行

の3つを説明していきます。

自動車保険に付帯するロードサービスに関しては、各自動車保険の特徴的なサービスを含め別ページにて比較していきます。

被害者(相手)への補償

補償は、対人賠償と対物賠償の2つに分かれます。

対人賠償保険

自動車事故により他人を死亡させたり、ケガを負わせて法律上の損害賠償責任が発生した際、自賠責保険の補償限度額を超えた分に保険金が支払われます。

下表は、自賠責保険の補償限度額です。

自賠責保険の補償限度額

死亡/3,000万円

傷害/120万円
後遺障害/75万~4,000万円

自賠責の補償限度額の詳細に関しては、自賠責保険(共済)の補償内容と支払限度額をご参照ください。

対物賠償保険

自動車事故により他人の車や外壁、ガードレールなど、物を壊すなど法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。

自分(同乗者)への補償

自賠責保険(共済)では、自分のケガや死亡、車の破損は補償がされませんので、自身で任意保険に加入する必要があります。

自分(同乗者)への補償に関する主な保険の種類は、以下の種類があります。

  • 「人身傷害補償保険」
  • 「搭乗者傷害保険」
  • 「自損事故保険」
  • 「無保険車傷害保険」
  • 自分の車の損害に対する「車両保険」

以下に個々の保険の補償内容についてみていきます。

人身傷害補償保険

保険契約している車での同乗者の事故
保険契約している車以外での搭乗中の事故
歩行中や運転中の自転車自動車との接触事故

などによるケガや死亡に備える保険です。

搭乗者傷害保険

運転者を含む同乗者を対象と、事故によるケガや死亡に備える保険となります。

自損事故保険

運転ミスで起こる、単独事故や相手方に過失がない事故に限定され、自賠責保険から補償が受けられない場合に、運転者を含む同乗者のケガや死亡に対して備える保険となります。

無保険車傷害保険

賠償能力がない他の自動車に衝突されて、運転者や同乗者が死亡または、後遺障害になった場合に備える保険となります。

車両保険

偶然の事故により、保険契約している車に生じた事故をカバーする保険になります。
一般的な車両保険で補償される偶然の事故内容として、「他の車との衝突」「盗難事故」「火災や台風などによる破損」「単独事故」「当て逃げ」などが該当します。

また補償範囲を限定することで、保険料を抑える事が出来ます。

車両保険の必要性の検討をする。加入する必要があるか?

車両保険は、自分の車への損害に備える保険です。

自動車保険の保険料の中で、この車両保険は比較的保険料が大きくなりがちです。

そのため車両保険を1つ見直すことで、月々の保険料負担を抑える事が出来ます。

自動車保険更新タイミングでは、ディーラー担当者に一任せず自分で車両保険の必要性を確認するようにしょう。

車両保険の保険金額は、一般的に車の用途車種・車名・型式・仕様・初年度登録年月等で同じ損耗度の自動車の市場販売価格相当額をベースに決められ、保険料が算出されます。

車両保険の補償範囲を限定したり免責金額を設定したりすることにより、保険料を調整することができます。

【ご参考】免責金額

「免責金額」とは、設定した免責金額以下の損害であれば保険会社が保険金は支払わないでよい金額のことです。免責金額の設定で保険料は安くなりますが、免責金額分は自己負担として支払う必要があります。

契約の方法としては、1回目の免責額が5万円で2回目の免責額が10万円の5-10万円の他に、0-10万円、5-10万円(車対車免ゼロ特約付き)、10-10万円などがあります。事故の際の自己負担額を少なめにしたい・車両保険は付けたいけど毎年の保険料を抑えたいなどご自分の判断で免責額を設定します。

車両保険の補償範囲は、保険会社により呼称は異なりますが、大きく以下の3つもしくは 一般車両タイプ、エコノミー+Aタイプの2種類に設定されています。

1. 一般車両タイプ
交通事故のほか、自損事故、あて逃げなども保険金が支払われる基本の保険タイプ。

2. エコノミー+Aタイプ(車両危険限定特約やスタンダードタイプ、限定タイプと呼ばれる場合があります。)
基本的に自損事故とあて逃げは対象外で、その他の相手が確認できる車との衝突や接触事故による損害、および火災・盗難などに限定した補償に限定する保険タイプ。
(エコノミーとは、車対車限定の事故のことです。 Aタイプとは、Accidentのことで、自損事故やあて逃げ、自転車との接触、火災・爆発、飛び石などの飛来物・落下による損害が含まれます)

3. エコノミータイプ(車対車)
車同士の事故のみを補償してくれるタイプ(物損は保障してくれません)

車両保険 加入タイプと補償範囲

車両保険 他車との衝突・追突・接触 盗難 台風・洪水・高潮 火災・爆発 落書き あて逃げ 自損事故
一般車両タイプ
エコノミー+Aタイプ
車両危険限定特約etc
× ×
車対車タイプ × × × × × ×

車両保険の必要性を考える

車両保険の必要性は、運転する方の運転技術や車の価値(年代、型式など)、住んでいる環境や駐車場の環境によって異なります。

例えば車庫入れが苦手な方であれば、新車のうちは自損事故も補償される「一般車両タイプ」で契約し、車の経年劣化とともに補償範囲が限定された「エコノミー(車対車)+A(限定)タイプ」、「エコノミー(車対車)タイプ」に変更していく方法があります。
または、免責金額(自己負担額)を増額することで保険料を抑える方法や、車両保険を付けないという選択もあります。

駐車場が高台にあり「洪水・高潮」の心配が無い環境に住んでいる場合は、補償範囲を「エコノミータイプ」に限定したり、あて逃げや自損事故に対する補償が必要ないと考える場合は、「エコノミー(車対車)+A(限定)タイプ」(車両危険限定特約やスタンダードタイプ、限定タイプと呼ばれる場合があります。)で契約し保険料を抑えるという選択肢もあります。

また、車の経年劣化に応じて保険金額は下がっていきます。
車両保険は車種・型式ごとに「車両標準価額」が一定の幅を持って設定されていますので範囲内で車両保険金額を減額することで、保険料を抑えることができます。

毎年保険の更新時期には、ディーラーや代理店に車両保険金額の妥当性や車両保険を付加する場合と、付加しない場合の両方の保険料を算出してもらい、万が一の場合の保険金額を自己負担で賄えるのであれば、「車両保険を付加しない」という選択肢をとる方法で保険料を抑えることができます。

車両保険は、事故の規模に限らず、保険契約前に保険金限度額がわかります。
ご自身や車の状態を考慮し、車両保険の必要性を毎年の更新時期に見直すことが大切です。

Posted by carstaff