自動車保険の種類とロードサービスの比較

2018年12月13日

自動車保険とは

自動車保険の種類

自動車保険とは、自動車やバイク原付で事故が起きた際に生じる損害を補償する保険のことです。

自動車保険には、

  1. 「自動車損害賠償責任保険(共済)」
    車両を購入した際に法律【*1】で加入が義務付けられている。(強制保険)
  2. 「自動車保険(任意保険)」
    契約者が任意に契約する。

の2種類があります。

【*1】自動車損害賠償保障法

(責任保険又は責任共済の契約の締結強制)
第五条 自動車は、これについてこの法律で定める自動車損害賠償責任保険(以下「責任保険」という。)又は自動車損害賠償責任共済(以下「責任共済」という。)の契約が締結されているものでなければ、運行の用に供してはならない。
出典 電子政府の総合窓口(e-Gov)
(http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=330AC0000000097#75)

自動車損害賠償責任保険(共済)

自賠責保険と自賠責共済

契約先が保険会社か協同組合かにより、自賠責保険と自賠責共済とに分かれますが、契約金や補償額など契約内容は同じです。 自賠責保険と自賠責共済は、人身事故で被害にあわれた方の最低限の救済保障を目的とした保険(強制保険)です。
被害者1名に対して支払い限度額が設定されているので高額な損害賠償となる人身事故に備えて任意自動車保険へ加入するのが一般的です。

自賠責保険や共済の補償範囲

傷害による損害では、ケガにかかった治療費をはじめとする諸費用に対する補償が限度額は120万円。

後遺障害が残る損害では、ケガによる労働能力の低下および精神的苦痛に対する補償が限度額は4,000万円。

死亡による損害では、逸失利益のほか、葬儀費、慰謝料が限度額3,000万円

限度額を損害額が上回ってしまった場合は全て自己負担となります。

自賠責を契約可能な保険会社や共済組合は、自動車損害賠償保障法第6条に下記の通り規定されています。

(保険者及び共済責任を負う者) 第六条 責任保険の保険者(以下「保険会社」という。)は、保険業法(平成七年法律第百五号)第二条第四項に規定する損害保険会社又は同条第九項に規定する外国損害保険会社等で、責任保険の引受けを行う者とする。 2 責任共済の共済責任を負う者は、次の各号に掲げる協同組合(以下「組合」という。)とする。 一 農業協同組合法(昭和二十二年法律第百三十二号)に基づき責任共済の事業を行う農業協同組合又は農業協同組合連合会(以下「農業協同組合等」という。) 二 消費生活協同組合法(昭和二十三年法律第二百号)に基づき責任共済の事業を行う消費生活協同組合又は消費生活協同組合連合会(以下「消費生活協同組合等」という。) 三 中小企業等協同組合法(昭和二十四年法律第百八十一号)に基づき責任共済の事業を行う事業協同組合又は協同組合連合会(以下「事業協同組合等」という。) 出典 電子政府の総合窓口(e-Gov)
(http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=330AC0000000097#75)

自賠責保険を取り扱う保険会社と共済組合

2018年現在自賠責保険を取り扱っている保険会社は、下記の10社です。

  1. あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
    (https://www.aioinissaydowa.co.jp/)
  2. AIG損害保険株式会社
    (https://www.aig.co.jp/sonpo)
  3. 共栄火災海上保険株式会社
    (https://www.kyoeikasai.co.jp/)
  4. セコム損害保険株式会社
    (https://www.aioinissaydowa.co.jp/)
  5. 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
    (https://www.sjnk.co.jp/)
  6. 大同火災海上保険株式会社
    (http://www.daidokasai.co.jp/)
  7. 東京海上日動火災保険株式会社
    (http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/)
  8. 日新火災海上保険株式会社
    (https://www.nisshinfire.co.jp/)
  9. 三井住友海上火災保険株式会社
    (https://www.ms-ins.com/)
  10. 楽天損害保険株式会社
    (https://www.rakuten-sonpo.co.jp/)

また、自賠責共済を取り扱う共済組合は、以下の4社です。

      1. 全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)及びJA系列の協同組合等
        (http://www.ja-kyosai.or.jp/)
      2. 全国労働者共済生活協同組合再共済連合会(全労済)
        (https://www.saikyosairen.or.jp/)
      3. 全国自動車共済協同組合連合会(全自協)
        (https://www.zenjikyo.or.jp/jigyo/jigyo.html)
      4. 全国トラック交通共済協同組合連合会(交協連)
        (http://kokyoren.or.jp/1top.htm)

    参考 :各保険会社・共済組合 (http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/info/window/other.html)

自賠責保険(共済)に入っていない車を運転するとどうなるか?

無保険車運行について
自賠責保険(共済)未加入の車を運行した場合、自動車損害賠償保障法第五条規定に違反となり、 第八十六条の三により一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金になります。
同時に、道路交通法施行令 別表第二の無保険運行に該当し、同表に規定される減点6点となり、免許停止30日の行政処分が下されます。

道路交通法施行令における「無保険運行」の定義 :「無保険運行」とは自動車損害賠償保障法第五条の規定に違反する行為をいう。

【参考】道路交通法施行令 別表第二 一般違反行為に付する基礎点数

一般違反行為の種別

点数

無免許運転、酒気帯び運転(〇・二五以上)、過労運転等又は共同危険行為等禁止違反

二十五点

酒気帯び(〇・二五未満)速度超過(五十以上)等

十九点

酒気帯び(〇・二五未満)速度超過(三十(高速四十)以上五十未満)等

十六点

酒気帯び(〇・二五未満)速度超過(二十五以上三十(高速四十)未満)等

十五点

酒気帯び(〇・二五未満)速度超過(二十五未満)等

十四点

酒気帯び運転(〇・二五未満)

十三点

大型自動車等無資格運転、仮免許運転違反又は速度超過(五十以上)

十二点

速度超過(三十(高速四十)以上五十未満)、積載物重量制限超過(大型等十割以上)、無車検運行又は無保険運行

六点

速度超過(二十五以上三十(高速四十)未満)、放置駐車違反(駐停車禁止場所等)、積載物重量制限超過(大型等五割以上十割未満)、積載物重量制限超過(普通等十割以上)又は保管場所法違反(道路使用)

三点

警察官現場指示違反、警察官通行禁止制限違反、信号無視、通行禁止違反、歩行者用道路徐行違反、通行区分違反、歩行者側方安全間隔不保持等、速度超過(二十以上二十五未満)、急ブレーキ禁止違反、法定横断等禁止違反、高速自動車国道等車間距離不保持、追越し違反、路面電車後方不停止、踏切不停止等、しや断踏切立入り、優先道路通行車妨害等、交差点安全進行義務違反、環状交差点通行車妨害等、環状交差点安全進行義務違反、横断歩行者等妨害等、徐行場所違反、指定場所一時不停止等、駐停車違反(駐停車禁止場所等)、放置駐車違反(駐車禁止場所等)、積載物重量制限超過(大型等五割未満)、積載物重量制限超過(普通等五割以上十割未満)、整備不良(制動装置等)、安全運転義務違反、幼児等通行妨害、安全地帯徐行違反、騒音運転等、携帯電話使用等(交通の危険)、消音器不備、大型自動二輪車等乗車方法違反、高速自動車国道等措置命令違反、本線車道横断等禁止違反、高速自動車国道等運転者遵守事項違反、免許条件違反、番号標表示義務違反又は保管場所法違反(長時間駐車)

二点

混雑緩和措置命令違反、通行許可条件違反、通行帯違反、路線バス等優先通行帯違反、軌道敷内違反、速度超過(二十未満)、道路外出右左折方法違反、道路外出右左折合図車妨害、指定横断等禁止違反、車間距離不保持、進路変更禁止違反、追い付かれた車両の義務違反、乗合自動車発進妨害、割込み等、交差点右左折方法違反、交差点右左折等合図車妨害、指定通行区分違反、環状交差点左折等方法違反、交差点優先車妨害、緊急車妨害等、駐停車違反(駐車禁止場所等)、交差点等進入禁止違反、無灯火、減光等義務違反、合図不履行、合図制限違反、警音器吹鳴義務違反、乗車積載方法違反、定員外乗車、積載物重量制限超過(普通等五割未満)、積載物大きさ制限超過、積載方法制限超過、制限外許可条件違反、牽(ケン)引違反、原付牽(ケン)引違反、整備不良(尾灯等)、転落等防止措置義務違反、転落積載物等危険防止措置義務違反、安全不確認ドア開放等、停止措置義務違反、初心運転者等保護義務違反、携帯電話使用等(保持)、座席ベルト装着義務違反、幼児用補助装置使用義務違反、乗車用ヘルメット着用義務違反、初心運転者標識表示義務違反、聴覚障害者標識表示義務違反、最低速度違反、本線車道通行車妨害、本線車道緊急車妨害、本線車道出入方法違反、牽(ケン)引自動車本線車道通行帯違反、故障車両表示義務違反又は仮免許練習標識表示義務違反

一点

出典 道路交通法施行令
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=335CO0000000270

行政処分基準点数の詳細は、警視庁 運転免許本部 資料管理係ホームページ(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/torishimari/gyosei/seido/gyosei20.html)を参照してください。

自動車保険(任意保険)の役割

任意保険の必要性人身事故を起こすと、賠償金が多額になるケースがあり、自賠責保険の補償上限額を大きくオーバーしてしまうことが多くあります。
自動車保険(任意保険)は、補償範囲が人身事故によるケガや死亡に限られ支払限度額が設定されている自賠責保険(共済)の補償を補う役割を持ちます。
保険の種類は幅広くあり、主なものに人に対する「人身傷害補償保険」「搭乗者傷害保険」「自損事故保険」「無保険車傷害保険」また、保険契約している車の損害をカバーする「車両保険」があります。

自動車保険付帯ロードサービス

自動車保険付帯ロードサービスとは、自動車保険を契約している車が下記の様なトラブルに遭遇した場合、緊急救援対応するサービスです。

  • バッテリー上がり
  • 事故車レッカー移動
  • 故障車レッカー移動
  • 車内鍵とじ込み
  • ガス欠
  • タイヤパンク(スペアタイヤ交換)

保険会社により、自動車保険に自動的に付帯する商品やオプション契約が必要な商品、保険期間中の救援回数に制限があるものなど特徴があるサービスになっています。

本サイトは、自動車損害賠償責任保険(共済)、自動車保険(任意保険)の基礎知識を学び各保険の付帯ロードサービスを比較することで、自分に適した自動車保険を選び突然の事故や故障に備えることを目的としています。

Posted by carstaff